大阪・関西万博、最終日まで1週間を切る - 総来場者数2,700万人を突破

2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博が、10月13日の閉幕まで残り1週間を切った。博覧会協会は31日、総来場者数が累計2,700万人を突破したと発表した。当初目標の2,820万人の達成に向け、最終週の来場者増加に期待が高まる。

同万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界153の国と地域、8つの国際機関が参加。夢洲の会場では、最先端のAI技術、空飛ぶクルマの実証実験、デジタルツインを活用したスマートシティの展示など、次世代テクノロジーが注目を集めている。

特に人気を集めているのが、日本パビリオンの「未来医療体験ゾーン」とサウジアラビア館の「持続可能エネルギー展示」。週末には入場待ち時間が3時間を超える日もあり、運営側は事前予約システムの活用を呼びかけている。

経済効果については、関西経済同友会の試算で約2兆円規模と見込まれており、宿泊、飲食、交通など幅広い業界に波及効果をもたらしている。万博終了後の夢洲地区は、IR(統合型リゾート)や次世代産業の集積地として開発が進められる予定だ。

記事提供
日本経済新聞
公開日
2025-10-31
元記事URL
https://www.nikkei.com/
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