ミャクミャクグッズの展示

大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズ売上が、開幕から約6か月で300億円を突破したことが31日、博覧会協会への取材で分かった。この数字は過去の国際博覧会における公式グッズ売上の記録を大きく上回り、キャラクタービジネスの新たな成功事例として注目されている。

ミャクミャクは「いのちの輝き」と「つながり」を表現したデザインで、当初は賛否両論があったものの、SNSでの話題性やアニメーション展開、企業とのコラボレーション商品などにより人気が拡大。特に若年層を中心に支持を集め、ぬいぐるみ、文具、アパレルなど2,000種類以上の商品が展開されている。

最も売れているのは、大手玩具メーカーのバンダイが製造する「ミャクミャクぬいぐるみ」シリーズで、累計出荷数は500万個を超える。また、ファッションブランドとのコラボレーションTシャツや、地元大阪の食品メーカーによるミャクミャクパッケージの菓子類も好調だ。

博覧会協会の広報担当者は「ミャクミャクは万博のシンボルとして、世代を超えて愛されるキャラクターに成長した。万博終了後も、大阪・関西のプロモーション大使として活躍してもらう予定」と語った。既に複数の自治体や企業から、万博後の使用許諾についての問い合わせが相次いでいるという。

情報提供: 朝日新聞デジタル

著者: 経済部

元記事URL: https://www.asahi.com/