2025年12月15日に公表予定の日銀短観において、大企業製造業の業況判断DIは前回から1ポイント減の+13%ptと予想されています。非製造業ではIT投資意欲の高まりにより、情報サービス業の業況判断DIが上昇見込みですが、小売や運輸・郵便業は日中関係悪化による旅行者減少の影響で低下が予想されます。設備投資計画は全産業で前年度比8.0%増加が見込まれ、省力化や能力増強投資が進む一方、先行き不透明感から慎重姿勢も強まる可能性があります。これらの動向は製造業や情報サービス業を中心に日本経済の現状と課題を反映しています。
日銀短観12月調査、大企業製造業の業況判断DIは+13%ptを予想
- 記事提供
- Daiwa Institute of Research
- 公開日
- 2025-12-11